もう待たない

相変わらず、連絡は来ないけれど
もう待つことはやめた。

だって私にはどうしようもないこと。
どうにもできないこと。
無理やり愛してもらうことなんかできないもの。
彼にとって、私はそれだけ魅力がなかったの。
彼は私に興味を持てなかった。それだけ。
相性が悪いのかもしれないし、
タイミングが悪いのかもしれない。
どちらにしろ、上手くいかない。

ふと、思うことがある。
こういうとき、神様は全力で
この恋を止めにかかっているのかもしれないと。
やめときなって、ささやいてる気がする。

恋は二人のもの、ひとりじゃできない。
二人がお互いに幸せだと思える関係じゃなきゃ
一緒にいる意味がない。

分っているのだけど、どうにかしたかった。
悲しくて、振り向いて欲しかった。
思いやりとか、優しさを見せてほしかった。
たとえ自己中心的な望みでも叶えて欲しかった。
私があなたにあげられるものはもうないし、
私もあなたにもうなにも求めないから。
さようなら。